1か月後に新しい会社に転職することになったが、自身のOffice関連の知識・技術が新しい会社に通用するか不安、という方から相談を頂きました。（弊社では、様々な職種の方々から同様の相談を頂きます。）
Word、Excelは非常に高機能なツールですが、実際に業務で使う機能は限られています。Word、Excelはあくまで道具ですから、「広く浅く機能を知っている」よりも「良く使う機能を使いこなせる」という状態になることが肝心です。知っている知識を総動員して工夫することで、結果として幅広く機能を理解することになるでしょう。
弊社では、教科書を最初から最後まで説明する形式のレッスンは行いません。短時間で様々な機能を紹介することはできるでしょうが、それではご自身で工夫する機会を奪ってしまう可能性があります。ポイントを絞り、分かるまで丁寧に会話します。
今回のお客様には、「セルを選択してSUMボタンを押すと選択範囲の総和を計算できる」という操作方法をお話しするのではなく、回り道になっても「関数、引数、計算式、参照を理解してもらい、自力で操作を計算する計算式をセルに設定してもらう」という流れを着実に進めました。最初は難しいですが、ある時点で「Excelの機能はこれらの基本機能の組み合わせで出来ている」ということに気づかれました。お客様からは「他の機能も基本は同じ、ということがわかってから自習の仕方がわかった」というご意見を頂きました。
自分の力で工夫して調べられるようになれば、ITスキルに対する不安は概ね解消するものと思います。転職前などでITスキルに不安がある方、アーストレッスンで不安を解消しませんか？